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2002年8月25日掲載
FIS
 
1997年3月8日
男子大回転(GS)  -  東館山スキー場
【プレ・オリンピック】
 
   長野オリンピックを翌年にひかえた97年3月、2度目のW杯が志賀高原にやって来た。 8年前は、最終戦ということもあって、選手たちにも『シーズンも終わり』という安堵の様子が伺われたが、 この時は、五輪を見据えての戦いとなっただけに、緊張感が漂っていた。  
 
 男子大回転は、3月8日、五輪大回転の舞台となる東館山コースで行われた。 1本目をリードしたのは、大回転のスペシャリスト、スイスのミヒャエル・フォン・グリュニゲン、 アンドレアス・シフェラー(オーストリア)、パウル・アッコラ(スイス)と続く。 トンバは35位で、日本選手では木村は44位、浦木健太47位、石岡拓也49位で、2本目に進むことは出来なかった。  2本目、ユーレ・コシール(スロヴェニア)とハンス・クナウス(オーストリア)がベストタイムをマークして追い上げるが、 5位と6位に入るのが精一杯。シェティル・アンドレ・オーモッド(ノルウエー)も4位止まり、 結局、1本目の順位がそのまま上位の結果となった。1位フォン・グリュニゲン、2位は急成長のシフェラー、 3位にはアッコラが入り、5年ぶり(92年3月以来)の表彰台となった。
 
M.Von.Gruenigen
優勝したフォン・グリュニゲンの滑り
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A.Schifferer
2位は急成長のシフェラー
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  P.Accola
3位にはアッコラが入り、
5年ぶり(92年3月以来)の表彰台となった

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  K.A.Aamodt
シェティル・アンドレ・オーモッドも4位止まり
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97男子GS表彰式 入賞者、左から:
      3位のアッコラ(スイス)
      優勝のフォン・グリュニゲン(スイス)
      2位のシフェラー(オーストリア)
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 この時、ヘルマン・マイヤーも来日し、大回転に出場。26番スタートで、12位に入っている。 直前のガルミッシュ・パルテンキルヘンでスーパーGに優勝していたが、注目度はまったくなかった。 その彼が翌年に “おお化け”してしまうとは誰が予想しただろうか。 H.Maier
ヘルマン・マイヤーの滑り
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写真/文 : Hiro.Yakushi
 
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