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2002年9月5日変更
FIS
 
1989年3月10日
男子回転(SL)  -  ジャイアント・スキー場
 
 男子回転(SL)は、3月10日、快晴の下、ジャイアント・スキー場で行なわれた。 この日のお目当ても、もちろん、ステンマルク。コースの両脇は、多くのファンで埋め尽くされた(右写真)。

 また、この日のために、スウェーデンからも6人のジャーナリストがやって来ていた。 しかし1本目、19番目にスタートしたステンマルクは、第7旗門目をまたいであえなく途中棄権。 W杯を転戦して、最後まで勝利を目指して果敢にアタックするステンマルクの姿に、日本のファンには 心打たれるものがあった。

 大回転の初勝利は、14年前の苗場スキー場。「いつかは辞める時が来る。思い出深い日本で最後の レースをすることが出来て幸せだ。応援してくれた日本のファンの皆さんに感謝したい。」と、 競技終了後、特別に『さよならラン』をして締めくくった。
  回転コースの観客
快晴の下、回転会場は、大勢の観客で埋められた
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 この日優勝したのは、オーストリアのルドルフ・ニアリッヒ(左下写真)。2位は前日(大回転:GS)2位の フルセト(下中央写真)。3位にはドイツ(当時西ドイツ)のアルミン・ビットナー(右下写真)が入った。 ビットナーはFISジャパンシリーズにも出場していた選手で、この日3位に入ったことで、 回転種目別タイトルを逆転で手にした。
R.Nierlich
優勝したニアリッヒ(オーストリア)の滑り
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  O.C.Furuseth
2位、フルセト(ノルウェー)の滑り
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  A.Bittner
3位ビットナー(当時西ドイツ)の滑り
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男子SLトップ3 男子回転(SL)の表彰台の3人。
左から:
      2位のフルセト(ノルウェー)
      優勝のニアリッヒ(オーストリア)
      3位のビットナー(旧西ドイツ、現ドイツ)
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 日本選手ではただ一人、森信之が2本目に残り24位となっている。また、この時18歳で出場した 木村公宣(当時東奥義塾高校)は62番でスタートしているが、1本目途中棄権。しかしその後、 日本のエースに成長。今シーズンも元気な姿で志賀高原に戻って来て欲しい。
 
A.Tombaのファンサービス
トンバのファンサービスは
会場の雰囲気を盛り上げる

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  A.Tomba
4位に入ったトンバのパワーは
硬いピステを切り裂く

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写真/文 : Hiro.Yakushi
 
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